ステージ |
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特別テーマエリア |
ゾーン |
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小間番号 |
S005-42 |
出展予定製品 |
素材・電子材料 |
シリカガラス(SiO2、一般的には石英)は、高い光学的透明性、強度、耐薬品性、耐熱性などの優れた機能性を有する。その一方で、これらの機能性は加工を非常に困難にさせるため、シリカガラス製品は高価になり、また複雑形状のシリカガラス製品はそもそも製造が不可能なため、シリカガラスは用途が限られていた。
九州大学 藤野研究室では、型への鋳込み、光照射による硬化、低温での焼成の、極めてシンプルなプロセスで、高純度のシリカガラス製品を製造する技術を確立した。また、一般的な部材・設備で作製可能なため、一般の石英製造プロセスに比べて極めて低コストである(1/10~1/100程度、形状による)。更に、型に複雑な形状を持たせることにより、従来の加工では不可能であった複雑な形状を作り込むことが可能である。
現在、機械的強度や光透過性などの物性について石英と同程度を確保しており、高い成形精度も実現している。
石英ガラス コスト100分の1 削らず成形 九大が技術